07/30  岡山4


「こんな店構えだったっけ?」
「やまと」の前へやってきたせいじと父親。
少し並び、店内へ。リフォームされて綺麗になっているものの、味は記憶を呼び起こす。中華そば、ばりうまだ。二人して中華そばとカツ丼小を平らげた。還暦を過ぎても食欲、いや、食力の衰えない父親の姿にせいじはちょっとした安心感を覚えるのであった。内臓が健康なのはいいことだ。それに関しては父方も母方も強い家系だ。そしてせいじも例外ではなかった。
ごちそうさまして、再び岡山の炎天下へ。
「美術館でも行くか。」父親が言う。
なぜ美術館なのか、せいじには分からなかったが、恐らく父親もノープラン発言であったことは想像に難くなく、ノープランにはノープランで応じるのが一番良いと思われる。
一路美術館へ。
美術館では壺が展示されていた。ぐるっと一周、無言、たまに感想「オシャレだね」、江戸時代前後の壺を眺めた二人。ロビーで腰かけ、無料のほうじ茶をすする。
庭の、これ以上なく緑色な芝生の上をトンボが一匹飛んでいた。
夏が終わろうとしていた。
終わらないか、まだ7月。流れでそう言いたくなったせいじであった。
ホテルに戻る道すがら、とある三階建ての立派な家に、1人の男性が入っていくのをせいじは見ていた。せいじはその男性の顔を見たことがあった。なんとそれは、ついさっき中華そばを目の前で作っていた「やまと」の店主だったのだ!
表札を見ると「大和」。
つまり、これぞラーメン御殿だったのだった!


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記事URL | 2009/07/30 14:09 |

07/27  捻挫残念最低


その日せいじは珍しく少々酔っ払っていたようで。
深夜2時過ぎ、雨が再び降り始める中、自転車にまたがり←違法、その上傘までさしたら違法のダブルになってしまうのでそれはやめておき、家路につく。
自転車を発進させて数十メートル、知らぬ間に目の前に電柱があり、突撃、転倒、呆然。
目の前に荷物が散らばる。呆然。カバンが半開きだった。荷物をかき集めて自転車を起こす。激痛。右足が痛い。とても。
やべーな。やべーなと思いつつも自転車を進める。やべーなと思いつつも空腹を感じたのかコンビニに寄る。片足ケンケンしながら唐揚げ南蛮弁当を買う。
家に着くも足をつけない。それでもやはり空腹なのかまず弁当を食べる。食べながら再び思う。
やべーな、折れたかな。
せいじはよく知っていた。骨は意外と簡単に折れるということを。
そしてさらなる危機なる状況があった。
翌日は朝から撮影だったのだ。
ようやく事の重大性に気付いたせいじは、弁当の手を止め病院に向かう。
酒と焼き肉臭を振りまく片足ケンケンの深夜の患者に当然面倒臭そうな医師。
折れてはいないんじゃないかな。エックス線写真を見ながらそう言う。
幸い骨は折れていなかったものの歩けないことには変わりはなく、翌日の撮影では多大なる迷惑をかけたことは言うまでもなく、観劇予定だった芝居もキャンセルし、久々の夏な天気の中、軽く落ち込みながら1日部屋を徘徊するせいじであった。
そして今こうして握る携帯から、とても大事にしていたストラップが千切れなくなっている事を知るせいじであった。
そしてさらに明日朝、自転車のロックチェーンがなくなっていることを知ることとなるせいじであった。


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記事URL | 2009/07/27 05:32 |

07/26  岡山3


まもなくして、母親は地元の幼なじみとお茶にでかけ、せいじは2時間ほど、父親と市内を散策することとなった。
ひとまず、腹ごしらえをすることとする。
行くお店はもう決まっている。
中之町商店街は裏、オランダ通りにあるラーメン屋「やまと」だ。
岡山に来てこれを食べないわけにはいかない。母親が小さい時から食べている老舗のめちゃうまラーメンだ。普通の中華そばなのだが、これがなんとも絶妙にうまい。どこがどう絶妙なのかはせいじの表現力では言い表しきれない。岡山という大好きな土地で食べているということも、そのうまさを盛り上げていた。
やまとは、今はもう二代目店主となっているのだが、その二代目店主はなんと、母親の同級生だったのだ!


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記事URL | 2009/07/26 15:32 |

07/22  岡山2


ビジネスホテルに着き、親とは別のシングルルームをあてがわれたせいじは、窓を開け放ち、鞄の奥底、コンビニ袋にくるまれたアメリカンスピリットメンソールウルトラライトを取り出した。
ホテルは10階、窓からは生温い空気が入り込んでくる。セミがウィンウィン言っている。
親の前では吸うわけにはいかないタバコをここぞとばかりに思い切り吸い込む。せいじは、ビジネスホテルのシングルルームのこのジャストな狭さが好きだった。眼下には廃校に近い状態の学校が見えている。きみは廃校か?廃校でないんか?
そして数時間後にせいじは知る。なんとその学校は、母親の母校の小学校だったのだ!


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記事URL | 2009/07/22 01:31 |

07/19  岡山


新幹線に乗ること三時間強。せいじが降りたったのは、34年前に自身が生まれた地、岡山であった。
母親の生家がある土地でもある。せいじの両隣にはその母親と父親がいた。駅から外に出るなり、母親は日傘を取りだし、父親も日傘を取り出した。なぜ親父まで、と思うと同時に、父親の日傘の方がひとまわり大きかったのをせいじは見逃さなかった。
父親は、日傘を押し広げると同時にデジタルカメラのレンズも押し開き、駅前に君臨する桃太郎像を撮り始めた。せいじは、少し離れた木陰からその様子をぼんやりと眺めていた。
せいじは早く信号を渡りたかった。早く渡って、市内を縦断するチンチン電車に早く乗りたかった。それほどまでに、その日の岡山は暑かったのだった!


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記事URL | 2009/07/19 21:57 |

07/15  真夜中


本日より、
真夜中 vol.2
「鳥ト踊る」
前売り開始しました。
若手二人と頑張ります。
どうぞようしうお願いいたします。


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記事URL | 2009/07/15 16:55 |

07/14  年上だとか年下だとか


五反田団の前田くんと話してた数日前のこと。
3年程前に映像の現場で一瞬一緒したくらいだけだったのだけど、久々に会ってスッとお喋りできた。一通りなんやかんや話したあと、年齢の話題に入った。
「ノゾエくんて確か同い年だよね」
「いや、俺ちょっと上だと思ったけど」
「え、嘘、俺77年だけど」
「うん俺75年」
「マジ・・すか」
よくあるコントになった。二人で爆笑になったわけだけども、前田くんはそれっきり敬語になってしまった。お願いだからタメ口に戻してくれと言っても結局なかなか戻ることはなかった。少し寂しい気持ちになった。
そんなことがありつつ、その数日後、ハイバイの岩井くんと話してた。なんやかんや話す中、前田くんとの間に起きたコント的事件の話になった。
「で、前田くんが、岩井くんは俺より上だと言ってたけど違うよね?」
「いや、俺確か一つ上だよ」
「え、俺75年だけど」
「でしょ、俺74年だもん」
「マジ・・すか」
またしても起きた。しかも今度は逆の立場だ。岩井くん、いや、岩井さんは気持ち悪いから絶対敬語にしないでと言ってくれるものの、やはり居心地が悪い。タメ口を一言発する度に生意気のようなものを帯びている気持ちになる。この時初めて前田くんが味わった心の葛藤を知る。
文化としての日本特有の綺麗な敬語とか礼儀とかは好きだけど、こういう時は厄介だ。年齢を知った瞬間、それまでの関係が崩れてしまうのはこれどうなんでしょう。岩井くん岩井さん岩井くんとはなんとかギリギリタメ口で踏みとどまるも、常に変な意識がまとわりついてしまった。
よくある小噺で、玄関口で話してるとお茶でも飲んでいきなさいと言われる。本当にあがってお茶を飲んでいくと図々しいやつだと思われる。
岩井くんが言うところのタメ口でいいよっていうのが、この類いではなかったことを祈る。
社会て難しいのら。


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記事URL | 2009/07/14 03:56 |

07/04  はえめん活躍中につき


今、町田くんが赤坂で。川上が8日から中野で。踊り子と鳥島が10日から参宮橋で、
芝居だ。
はえぎわでは見れない一面が楽しみだ。
梅雨空が続きますが良かったら是非です!
そんなのも見つつ、ウルトラミラクルラブストーリーを見に行った。普通にお客さんの中で見たくて。
反応を間近で感じながら見るのはドキマギものだ。変な汗がたくさん出た。
にしても見事にだーれも僕に気付かなかった。スタッフさんでも気付かなかった。気付かれたら気付かれたでドキドキしてしまうものの、全く気付かれないのもちょいと寂しいものであり、
役者って面倒くさい生き物ね。


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記事URL | 2009/07/04 17:11 |

07/02  since 1975


そうして僕は34歳になりました
こうして改めて数字を書くとすごい年齢だな
事故とかで死んでも大して同情を買わない年齢だ
年相応ってよくわかんないけど、同級生のほとんどはいわゆる年相応の仕事家族子供家車を
当然っちゃ当然なのか、いや立派だ。
とりあえず親だな
親に少しは安心つーか楽しい思いをさせてやらねばな
頑張りなさいよせいじくん


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記事URL | 2009/07/02 08:57 |

07/01  ペッパッペッパ


滝と表現さわやかの折り込みへ。久々の折り込み、果てしなく流れてくる紙また紙にクラっとするも、単純作業のトランスに陥り若干心地よくなる。
ホットッペッパピップパッポッピ、ペッパペッパプッパポッピ。
帰りに滝オススメのやすべえを食す。多かった。


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記事URL | 2009/07/01 19:40 |